粗利益と原価は表裏一体
目次
- 粗利益率を上げたいなら「原価の見直し」から
- チェックしてみて気づくこと
- 原価の正確な把握が、粗利益率改善のカギ
- 第7のチェックは「未来志向」
粗利益率を上げたいなら「原価の見直し」から
~7つのチェック項目で見えてくる利益改善のヒント~
チェックしてみて気づくこと

さて、ここまで粗利益を向上させるための7つのチェックを行ってもらいました。
チェックをしてみて「おや?」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。粗利益率を向上させようというのに、チェックしているのは原価についてばかりだ・・・。
このように感じたとしたら「鋭い!」です。4番目のチェック項目については、これまで販売管理費に含まれていた旅費や光熱費を原価に入れましょう、という提案なので、むしろ原価が増えてしまい粗利益率が下がりますよね。
最初に少し触れましたが、売値は2階建の建物のようなものです。1階の原価部分がしっかり分からなければ2階にあたる粗利を数値でつかまえることはできません。
チェックをしてみて「おや?」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。粗利益率を向上させようというのに、チェックしているのは原価についてばかりだ・・・。
このように感じたとしたら「鋭い!」です。4番目のチェック項目については、これまで販売管理費に含まれていた旅費や光熱費を原価に入れましょう、という提案なので、むしろ原価が増えてしまい粗利益率が下がりますよね。
最初に少し触れましたが、売値は2階建の建物のようなものです。1階の原価部分がしっかり分からなければ2階にあたる粗利を数値でつかまえることはできません。
原価の正確な把握が、粗利益率改善のカギ
1~6のチェック内容は、自社の原価を正確に計算するために必要なプロセスなのです。今、目の前にあるのは、粗利益率を良くしたいという目標です。この目標は「原価」を正確に計算した結果として達成できるものです。
したがって、まずは1~6のチェック項目を実践していただいて、自社の原価をしっかりと計算して認識してください。原価を捉えたその先に、初めて粗利益率をよくするという課題が見えてきます。
粗利益と原価は表裏一体です。原価が計算できなければ、粗利益は謎のままですし、粗利益率を向上させることもできないのです。
したがって、まずは1~6のチェック項目を実践していただいて、自社の原価をしっかりと計算して認識してください。原価を捉えたその先に、初めて粗利益率をよくするという課題が見えてきます。
粗利益と原価は表裏一体です。原価が計算できなければ、粗利益は謎のままですし、粗利益率を向上させることもできないのです。
第7のチェックは「未来志向」
最後の7つ目のチェック項目は、それまでの6つとは明らかに異なる内容です。タイトルでは「高い原価で勝負しましょう」と銘打っていますが、実態は「新しい需要を刺激するための方法を考えましょう」という内容です。
コロナ禍を経験した世界は、新しいビジネスモデルを求めています。そのモデルは明らかに「新しい需要・要求・願望」を満たしてくれるものになるでしょう。この新しいビジネスモデルは明らかに従来のモデルとは異なり、高い粗利益率を前提とした高収益性を希求します。
新モデルのヒントとなるような事象は各地で勃興しつつあるようですが、そうした具体的内容に触れる前に、そもそも粗利益とは何であるかを改めて確認してみることとしましょう。
コロナ禍を経験した世界は、新しいビジネスモデルを求めています。そのモデルは明らかに「新しい需要・要求・願望」を満たしてくれるものになるでしょう。この新しいビジネスモデルは明らかに従来のモデルとは異なり、高い粗利益率を前提とした高収益性を希求します。
新モデルのヒントとなるような事象は各地で勃興しつつあるようですが、そうした具体的内容に触れる前に、そもそも粗利益とは何であるかを改めて確認してみることとしましょう。