池袋の融資に強い税理士が創業融資を徹底解説①(税理士コラム)

野口博充税理士事務所

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税理士コラム

池袋の融資に強い税理士が創業融資を徹底解説①

創業融資の際にお付き合いする銀行はここを選べ!

《銀行の種類》と《融資の種類》を理解してください

住宅ローンを組んたことのある方を除けば、銀行からお金を借りた経験はほとんどないかと思います。駅前には馴染みの金融機関の広告が散見し、サラリーパーソンでなくとも銀行口座の2つや3つは開設しているはずです。でも、そもそも銀行に種類があるとか、融資にも様々な形式があるとご存じの方はほとんどいないのではないでしょうか。以下、なるべく平易なことばで説明しますので、専門的にみると曖昧な部分があるかもしれませんがご容赦ください。

《銀行の種類》は大きく分けて4つです

銀行の規模の大きさと地域性に応じて4種類に区分できます。1:《メガバンク》 2:《地方銀行》 3:《信用金庫(信用組合)》 4:《日本政策金融公庫》の4つです。

メガバンク

メガバンクは「みずほ」・「三菱UFJ」・「三井住友」に「りそな」を加えた4行です。謂わずと知れたビックバンクです。これらの銀行は大規模な融資をしてくれますが、こちらも売上規模が大きくなければそもそも相手にされません。御社の取引先が全国各地にある場合には、決済口座に利用するのが便利です。融資条件も数億円を1%未満の金利で貸し出したりもしています。ただし言うまでもありませんが、これから創業しようと考えている方は、メガバンクから創業融資を得ることはできません。規模と業歴が小さすぎるので相手にされません。決済口座に利用するためと割り切ってください。

地方銀行

地方銀行は各都道府県などの名前を冠した銀行で、地域経済の発展に大きく貢献している銀行です。それぞれの都道府県内に多くの支店を構えて、地域の企業を支えております。最近の傾向として、本拠地の都道府県を越境して支店を設置しているケースが多々あります。少子高齢化による地元経済の縮小により、都市部に進出して来ているのです。こうした地方銀行の県外支店の中には、比較的積極的に融資をしてくれる銀行もあります。地元の地銀で断られたけれども、県外支店に出店している某地銀は貸してくれた・・・などということもあります。

信用金庫・信用組合

信用金庫(信用組合)は、地方銀行より狭い地域に密着して活動しているご近所さんの金融機関です。原付バイクで得意先を毎月訪問して、定期積金を集めて回っているイメージがあるかと思います。もっとも、最近は定期積金も普通預金口座からの自動振替になっており、担当者が毎月訪問してくれるケースも少なくなっておりますが。狭い地域で生き残りをかけているため、個性豊かな金融機関が多いです。不動産担保融資に特化している・・・。事業性評価融資を積極的におこなっている・・・。創業融資に力を入れている・・・など様々です。少額の融資を比較的高めの金利で機動的に貸し出しております。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は民間企業ではなく、国が運営する銀行です。言い換えると国民全員が税金で運営している銀行です。非常に簡単な説明ですが、イメージで理解してください。公庫はみなさんにとってのメインバンクにはなりません。民間の銀行は広く預金者からお金を集めますが、日本政策金融公庫は貸出機能しか有しておりません。したがって、お金を借りる際は「どこの金融機関の口座に融資金を入金しますか?」と聞かれます。逆に民間金融機関から見ると公庫の融資金が自店の口座に入金されると嬉しいのではないでしょうか。この性質を利用して次のように口座開設をしてみましょう。公庫で決定した融資金800万円をメインバンクとして利用する予定のA信用金庫の口座に入金してもらいます。A信用金庫からは別途運転資金200万円の借入要請をします。結果としてA信用金庫の口座には合計1,000万円のキャッシュが貯まる可能性があります。A信金の立場で考えてください。税金を原資とした資金800万円のお金が自店の口座に入金されて、さらに、メインバンクとして取引口座に指定してもらうこともできます。200万円、貸そうと思いませんか?もちろん事業計画がしっかりしていればの話ですが。

《融資の種類》は大きく分けて3つあります

残念ながら、貸したお金の全部が返ってくるわけではないのが現実です。返ってこない場合に備えて銀行はどのような準備をしているか?という銀行の側の視点から融資には3つの種類があります。1:《信用保証協会の保証付き融資》 2:《担保・保証付き融資》 3:《プロパー融資》の3つです。注意すべきは、これらの区分は、借りたい側の希望ではなく、貸す側の都合いや論理だということです。

信用保証協会の保証付き融資

銀行があなたに1億円を融資すると仮定しましょう。返済できない可能性を考えて銀行は「信用保証協会」という外部の団体に1億円の保証をしてくれるように依頼します。本当にあなたが返済できなくなった時は、銀行は保証協会から貸付額の残りを返してもらいます。かわりに信用保証協会があなたに返済を迫ります。つまり借金取りの顔が銀行から信用保証協会に変わっただけです。

担保・保証付き融資

銀行があなたに1億円を融資すると仮定しましょう。銀行は返済できなくなる可能性を考えて、あなたが持っている土地・建物を担保にとります。または、あなた以外の方に保証人になってもらいます。法人でお金を借りる場合は、社長であるあなた個人が保証人になります。本当にあなたが返済できなくなった時は、銀行は担保を処分してお金を回収します。または保証人からお金を回収します。

プロパー融資

銀行があなたに1億円を融資すると仮定しましょう。プロパー融資とは保証協会が間に入らず、銀行が自分の責任で貸出をする融資です。したがって貸出先が倒産した場合には、銀行は1円も回収できなくなります。貸し出す際の審査も当然厳しくなります。ある程度の業歴があり、利益を出している企業が利用できる融資です。プロパー融資で創業融資を獲得することは一部の例外を除き基本的に論外だとお考えください。

創業融資は2つの選択肢しかありません

創業融資で資金を調達する方法は2つしかありません。一番最初に検討するのは《日本政策金融公庫ープロパー融資》の組み合わせで借りる方法です。次に検討するのは《信用金庫ー信用保証協会付き融資》の組み合わせで借りる方法です。不動産を所有している方は、その不動産を担保にして融資を受けることができるでしょう。しかし、このコラムはそうした方に向けたものではありません。よって上記2つの選択しかないと考えてください。

日本政策金融公庫で《無担保・無保証》で借りる

創業融資で最初に検討するのは「公庫」で借りることです。公庫の創業融資は、無担保・無保証で借りられる点が魅力です。融資を受ける要件は以下の3つです。《自己資金要件》《経歴要件》《事業計画書作成要件》です。自己資金は創業計画の総事業予算の1/3程度を確保することが求められます。もちろん厳密には、ある程度の幅はあります。また、創業しようとする業種での職務経験が基本的に求められます。フランチャイズでの起業の場合には、ご自身にはその業種での経験はないのですが、教育機会が充実しており、開業後に人材を雇用することが一般的であるため、この要件は満たしていると判断されます。事業計画の作成は、創業者の計画性・成長性・数値に対するセンスを判断する材料となります。なお、公庫で創業融資を受ける場合の金利は約2.2%前後です。

信用金庫・信用組合で保証協会付融資を獲得する

公庫の次に検討するのは信用金庫・信用組合で保証協会付融資を検討することです。この融資のメリットは自治体の創業支援とリンクしているケースが多い点です。特に借入利子の一部を自治体が補填してくれるケースがよくあります。なかには利子全額を自治体が負担してくれる場合もあります。一方でデメリットもあります。一つは営業許可が必要な業種の場合には、許可が下りてからでなければ融資が受けられない点があります。さらには店舗を必要とする創業の場合には、店舗の正式な契約が締結されていなければ融資申し込みができないという点も挙げられます。創業のタイムスケジュールに一定の制約が生じてしまう点が難点です。

まとめ

創業融資は、【公庫で借りる】【保証協会付融資で信用金庫から借りる】という順番で検討してください。自治体の制度融資を利用することで金利が安くなることがありますが、金利よりも公庫で借りるという実績作りを優先してみてください。公庫は国が経営する金融機関です。国のお墨付きを得た創業で起業するのがその後の経営のためのベストな選択です。

2019年7月8日 | カテゴリー:独立開業

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